
タイニーハウスジャパンの田上です。
この度は三角屋根のスネーキング事故についてご心配ご迷惑をおかけいたしました。
事故のおおまかなご説明をさせて頂きます。
車両は組立車両で、当社で製作いたしました。
アクスルの許容は1800kgでカプラーの垂直荷重の許容は100kg、この範囲で製作しました。
最大安定傾斜角は39.19で、重心高は1.4mです。
事故の原因はオーナー様のスピード超過です。
このシャーシはフルトレーラーの設計で、ヒッチ荷重が100kg以下となっていますが、それを上回る重量になっていた可能性があります。
セミトレーラタイプはヒッチ荷重があるほど安定するのですが、フルトレーラーはできれば60kg~80kg程度で走行してくださいとお願いしています。
事故車両を先ほど牽引して大分の作業場まで牽引してきましたが、ヒッチ荷重を80kg程度にして安定して帰省しました。
高速道路の下りの速度は70km以下にすることをお勧めしています。
大分道も湯布院からの大分方面への下りはかなり強い下りですので、小さなトレーラーでも70km以下で走行するようにしています。
オーナーさんもトイレに行きたくなり少しスピードが出ていたとのことで、大惨事にならず本当に良かったと思います。
今回、修理は木部は2日ほどの修理で元のようになると思います。
シャーシに関してはAフレームの交換をし、ATCというスネーキング防止のコントロールを取り付けさせていただく予定です。

このような事故により車両法、道路交通法の規制が厳しくなってしまうのではないかと大変申し訳ない気持ちです。
安全に、永く愛されるトレーラーを造りたいという思いで製作をしていますが、車両というものは事故の可能性があります、トレーラーを運転される皆様にはくれぐれも高速道路の制限速度80km以下、できれば下りなど不安定な場所では70km以下で走行していただきますよう、今後とも改めてよろしくお願い申し上げます。
このあと、オーナーさんは12月中旬に北海道に帰省を目標に日本縦断される予定です、道中機会があればぜひご覧いただきたいと仰っていただきました。
みなさまご覧いただけるお時間がありましたら是非ご連絡いただければと思います。
最後になりましたが、その事故の際に前後走行中の皆様、大変ご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます。
平和に、楽しんでトレーラーをご使用いただけることを願います。
